こんにちは!いずもです!
ソフトバンクやymobile(ワイモバイル)のスマホを使っていると「ウェブ利用制限」という機能によって特定のサイトが見られなくなってしまうことがありますよね…。
ウェブ利用制限機能は未成年の子どもに持たせるスマホが有害なサイトに繋がらないようにするために用意された、一種の安全装置です。しかし自由にサイトを閲覧できないのは不便ですから、場合によってはウェブ利用制限を回避したくなることもあるでしょう。
このウェブ利用制限、実はその仕組みを知れば解除することが出来るんですよ。また特定の方法を使うと制限自体を回避することもできるため、ウェブ利用制限に困っている方はここで紹介している内容をぜひ参考にしてみてください。
ウェブ利用制限について知っておくべきこと
ウェブ利用制限機能はソフトバンクとそのサブブランドであるymobile(ワイモバイル)が提供している「ウェブ安心サービス」の一種です。
ただしドコモやauなどスマホ回線業者のほとんどが同じような機能を用意しているため、これから紹介する内容は他のスマホ回線にも大体当てはまると考えておいていいでしょう。
そもそもウェブ利用制限機能とは?
ウェブ利用制限機能とは一部インターネットサイトへのアクセスを制限する「フィルタリングサービス」のことです。ソフトバンクとワイモバイルではこのフィルタリングサービスを未成年者保護のために4段階に分けて提供しています。
フィルタリングサービスの分別
・Yahoo!きっず
・ウェブ利用制限
・ウェブ利用制限(弱)
・ウェブ利用制限(弱)プラス
↓フィルタリングについての参考記事はこちら
フィルタリングとは?スマホの利用や時間を制限できる中学生・高校生向けサービスを解説
この4段階のうち小学生向けの「Yahoo!きっず」では最初からソフトバンクとワイモバイルが許可している少数のサイトにしかアクセスすることができません。
一方で中高生向けの「ウェブ利用制限・(弱)・(弱)プラス」ではソフトバンクとワイモバイルが有害と判断した特定のサイトに段階的な利用制限をかける仕組みになっています。
そのためウェブ利用制限機能のかかったスマホで実際にアクセスしてみるまでは、そのサイトに繋がるのかどうかわからないことが大きな問題となります。
いきなりネットが使えなくなる?
ウェブ利用制限はあくまで特定のサイトへのアクセスを制限しているだけなので、いきなりネットそのものが使えなくなってしまうわけではありません。
しかし具体的にどのサイトへのアクセスが制限されているのか全てを事前に知っておくことはできないため、普通にネットを見ていただけのつもりでも急にウェブ利用制限に引っかかってしまうことがあります。
また規制サイトの基準はソフトバンクやワイモバイルの考え方次第で変わっていきます。つまり昨日まで普通に閲覧できていたサイトが、ある日突然ウェブ利用制限の対象になってしまうこともあるわけです。
ソフトバンクでのウェブ利用制限
ソフトバンクがウェブ利用制限の対象としているのは基本的には大人系サイトといった未成年者が犯罪に巻き込まれやすい、特に危険度の高いサイトになります。
しかし公式の説明ではSNS・ブログ・掲示板といったコミュニティーサイトも制限の対象とされているため、いつどんなサイトが制限されるのか誰にもわからない状況とも言えるでしょう。
実際に何の問題もないはずの勉強ブログや受験相談のSNSなども一部が規制されてしまっており、ウェブ利用制限が正しく機能していないことが指摘されています。
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「Yahoo!きっず」や「ウェブ利用制限」の解除(種別変更)はどこでできますか?
ymobile(ワイモバイル)でのウェブ利用制限
ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドで、名前と料金体系が異なる以外のサービス内容はソフトバンクとほぼ共通しています。
フィルタリングサービスに関しても「ウェブ安心サービス」の名称でソフトバンクと同じ内容のものを提供しているため、ウェブ利用制限の対象になるサイトもソフトバンクとまったく同じになります。
ウェブ利用制限で困った時の対処方法
安全を守るためのウェブ利用制限ですが、使い勝手が悪いことも事実です。そのため困った時のために解除方法や回避方法を知っておくこともまた重要と言えるでしょう。
「ウェブ利用制限機能をご利用のためこのページは閲覧できません」の解除方法
画面に「ウェブ利用制限機能をご利用のためこのページは閲覧できません」と表示される制限機能そのものを解除するには、ウェブ安心サービス自体を解約することが必要になります。
スマホ回線の契約者(親)と利用者(子ども)がどちらも18歳以上の場合はチャットサポートに連絡するだけで契約の解除や変更を行うことができます。
利用者が18歳未満の場合は契約者がソフトバンクショップを訪れ、本人確認書類と申込印(サインでも可)で直接手続きすることになるので注意しましょう。
利用者自身が本人名義で回線契約を行なっている場合など、契約者が18歳未満の際は契約者とその親権者がソフトバンクショップで手続きをすることになります。
手続きにあたっては2名それぞれの本人確認書類と申込印を用意し、ショップにある同意書に揃って記入する必要があります。
親権者のみでショップ手続きをすることもできますが、その場合は同意書を事前にサイトからダウンロードして契約者の記入欄を埋めておくことになります。
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「Yahoo!きっず」や「ウェブ利用制限」の解除方法(種別変更)を教えてください。
ymobile(ワイモバイル)では解除のためにショップ手続きが必須
ワイモバイルのウェブ利用制限契約を解除する方法はショップでの直接手続きのみとなっています。18歳以上であってもチャットサポートで解除することはできません。
ソフトバンクと比べると窓口が少ないことになるので、予約をしてからショップに出向いた方がいいでしょう。
またワイモバイルでも契約の変更や解除には契約者または親権者と利用者の本人確認書類、及び印鑑が必要になります。
ソフトバンク系のウェブ利用制限を回避する方法
サービスの解除手続きをせずにソフトバンク系のウェブ利用制限を回避するには、何らかの方法でフィルタリングをすり抜ける裏技を駆使することになります。
とは言っても特に難しい作業が要求されるわけではないので、いくつかの回避方法を覚えて使い分けることができれば大抵の状況でウェブ利用制限を回避することができるようになるでしょう。
wifi(ワイファイ)を使った回避方法
もっとも簡単なウェブ利用制限の回避方法は、スマホの回線ではなくwifi(ワイファイ)経由でネットに接続することです。
ソフトバンクやワイモバイルが制限できるのはあくまで自社の回線を使った際のアクセスだけなので、別の入り口からネットに繋ぐワイファイ接続を経由してしまえばウェブ利用制限は機能しなくなります。
家にワイファイ環境がない場合もファストフード店やファミレスにあるフリーワイファイを使うとネット利用制限を回避することができるでしょう。
ウェブ利用制限を解除するアプリを使う方法
サイトを閲覧する際に「VPN接続」に対応したブラウザアプリを使うことでもウェブ利用制限を回避できます。
この方法ならワイファイのない場所にいても好きなサイトに自由にアクセスすることが可能です。
VPNとはバーチャルプライベートネットワークの略で、簡単に言えば自分のアクセス情報を他人に見られないように守ってくれる機能となっています。
定番のブラウザアプリである「Chrome」や「Opera(旧Opera mini)」でも設定によってVPN接続が可能になりますが、アプリストア上には他にもVPN接続に特化したブラウザアプリがいくつも配信されています。
ただし無料で使えるアプリには広告が表示されたり動作が重くなってしまうものもあるので、なるべく評判が良くて自分が使いやすいアプリを探すようにしましょう。
ウェブ利用制限回避を保護者側が無くす方法はある?
フィルタリングによるウェブ利用制限には様々な回避方法がありますが、保護者側がそうした裏技をを無くす方法を用意していることもあります。
たとえばスマホからのワイファイ接続を制限したりVPN対応のアプリをインストールできなくするといった方法です。ただしスマホの設定変更による制限であればウェブ利用制限と同じように回避方法を探すことができます。
そのため利用者にとって一番問題になるのは、やはりスマホを直接チェックされてしまうことです。
特に見知らぬブラウザアプリのアイコンが画面上にあると一発でバレてしまうので、見られたくないアプリアイコンは隠しておくようにしましょう。
まとめ:ウェブ利用制限とその解除・回避方法について
この記事で紹介したウェブ利用制限についての基本的な情報をおさらいしておきましょう。
ウェブ利用制限についての基本的な情報
・ウェブ利用制限機能とはソフトバンクとワイモバイルが提供するフィルタリングサービスの一種
・ネットそのものは使えるが特定のサイトだけが閲覧できなくなってしまう
・機能を解除するには契約者(親)と一緒に手続きをする
安全のための機能とはいえ、実際にスマホを使う上でウェブ利用制限の存在はかなり厄介であることは間違いありません。そのため回避方法も覚えておくといいでしょう。
ウェブ利用制限の回避方法
・ワイファイ接続なら回線業者の制限は無視できる
・VPN接続が可能なブラウザアプリを使うと制限をごまかせる
・スマホを直接チェックされるとバレるのでその対処も行っておく
ウェブ利用制限を上手く回避する方法を探すことは自分のネットスキルを高めていくことにも繋がります。
危険なサイトを使わないように細心の注意を払いながら、自由なスマホライフを目指していきましょう。
